氏 名
榊原 忠守
 所 属
東燃総研OB会
 掲 載 日
平成23年09月29日
表 題

 山旅(2011年夏)

本   文 


 今年の夏は天候不順だったうえに、多くの台風が日本列島に上陸したために雨の日が多くて、山登りをする人達にとっては散々な年であったと思う。そんな中で雨の合間に現われる晴れ間を狙って、妻と二人で山登りを主目的として旅をするいわゆる『山旅』に出かけた。

 初夏の7月11日(月)~15日(金)にかけて①田代山(1,971m)②会津駒ヶ岳(2,133m)③燧ケ岳(ひうちがたけ、2,356m)④谷川岳(1,977m)の四つの山に登った。

 今年の冬は雪が多かったため、例年ならば駒ノ大池から山頂に続く登山道脇に咲いているはずのハクサンコザクラの可憐な姿は見えず、大きな雪渓がいまだに溶けずに残っていた(写真‐1)。

 燧ケ岳には御池の駐車場から登り、俎嵓(まないたぐら)と柴安嵓(しばやすぐら)の二峰を極めた後、長英新道を尾瀬沼に向けて下った。尾瀬沼の湖畔に咲き誇っているニッコウキスゲやアヤメの花がとても綺麗だった(写真‐2)。

 盛夏の8月2日(火)~5日(金)にかけては①唐松岳(2,696m)と②草津白根山(2,171m)に登った。前夜白馬村に泊まり、朝一番のゴンドラと二基のリフトを乗り継いで八方尾根から唐松岳に登った。途中尾根道のあちこちに咲いているシモツケソウのピンクの花がひと際目に付いた(写真‐3)。あいにくの曇り空で山には霧が掛かっていたため、登る途中で山の容姿を見ることが出来なかったが、山頂の直下に来た頃から霧が晴れて唐松岳が目の前にその姿を現した(写真‐4)。
夏の終りの9月7日(水)~10日(土)にかけては①黒斑山(くろふやま、2,404m)②燕岳(つばくろだけ、2,763m)③根子岳(2,207m)~四阿山(あずまやさん、2,354m)に登った。

 燕岳へは山頂直下にある山小屋「燕山荘」に泊まってみたいと言う妻の要望に応えて一泊二日の山行とした。幸いにも絶好の天候に恵まれて、燕山荘前の広場から眺める槍ヶ岳の雄姿が素晴らしかった(写真‐5)。また、夕焼けに段々と染まっていく燕岳の夕景も素晴らしかった(写真‐6)。

 写真の説明

   写真1:駒ノ大池から会津駒ヶ岳を望む
   写真2:尾瀬沼湖畔に咲くニッコウキスゲ
   写真3:八方尾根に咲き誇るシモツケソウ
   写真4:霧の晴れ間に見えた唐松岳の山頂
   写真5:燕山荘から望む槍ヶ岳の雄姿
   写真6:燕山荘から見た燕岳の夕景

写真1
写真2
写真3
写真4
写真5
写真6

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