氏 名
石田 正志
 所 属
東燃東京OB会
 掲 載 日
平成23年08月15日
表 題

米国北西部ドライブ その3 過半のシェアを占める日本車 

本   文 


米国本土を訪問するのは小生にとって数十年振りのことである。前回と比べて今日の車社会の最も大きな変化は、いわゆる中大型のアメリカ車が大幅に減り、小型の日本車が全盛となったことである。小型トラックなどでは相変わらずビッグ3の強さが目立つが、乗用車ではトヨタ、ホンダ、日産などの日本車と現代などの韓国車が非常に多い。特に燃費の優れたハイブリッドカーであるトヨタのプリウスは大人気のようだ。

ガソリン価格は1ガロン4ドル程度。1ドル80円の現在の為替レートで換算すると、1リットル85円となる。日本のガソリン価格からガソリン税53.8円を控除した価格と大差ない。昔の安価なガソリン価格に慣れ親しんだ米国人にとっては大変なガソリン高騰である。昔ガス・ガズラー車(石油ガブ飲み車)が大手を振って走っていたのはガソリン価格がまた圧倒的に安かったからである。広大な国土を有する米国では、隣町に行くにも50キロ100キロ離れていることが珍しくない。燃費の優れた車に人気がシフトするのは当然であろう。

今回小生がレンタルした車はシボレーのHHR 1LT (2400CC)であった。レンタルした17日間でワシントン州とオレゴン州を約5000キロ走破した。その間、合計11回の給油で消費したガソリン代は440ドルで110ガロン(416リットル)。1リットル当たりの走行距離は約12キロとまずまずであった。しかし、山間部に入ると給油所のない区間も多く、燃料計が半分を切ると給油するようにしたが、1~2日に1回の給油はかなりわずらわしく感じた。因みにオレゴン州ではセルフ給油が規制されており係員が給油してくれるが、ワシントン州ではすべてセルフ給油であった。

米国では6月から夏休みが始まっており、どこの観光地もバケーションを楽しむ家族連れの車で賑わっていたが、オレンゴン海岸ニューポートの景勝地でたまたま駐車中の車を撮影したところ、6台のうち4台までが日本車であり残りの2台は韓国の現代と米国のフォードであった。

以上

レンタカーのシボレーHHR
シアトル近郊のハイウエイ
展望所に並ぶ日本車
マウント・レニエー遠望

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