我々は昭和３５年、日本の高度成長がまさに幕開けした時期に清水工場に入社した同期である。この年、オリオン計画が竣工して、最新鋭のパーフォーマー装置が稼働して工場は活気に満ちていた。

　オリオン計画と同期３０人の3に因んで“オリオン会”と称して以来親睦を図ってきた。我々は会社の発展に伴い、転出、転勤、出向を経験し、新工場立地の先遣部隊として奄美大島に駐在した者もある。それなりに波乱に富んだサラリーマン生活であった。

　今回、オリオン会５０周年という節目を迎え、磯部氏の音頭で、清水で同期会を開催した。当日、三保園ホテルには女性を含め、また我々の教育係りであった先輩も加わり、２３名が集合した。

　温泉で暖まった後は、早速酒を酌み交わし、昔話に花を咲かせ、近況を語り合った。
また予め全員に与えられた課題の、会社での思い出を川柳に託す作品が、宴のたけなわ次々と披露された。頭をひねった作品は、当時の職場での仕事振りや失敗、交替勤務などを鮮やかに思い出させ、爆笑の連続であった。最後に最優秀作を紹介して同期会の報告とします。

　　　オリオンも、頭も輝く、５０年

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