氏 名
小川 友哉
 所 属
東燃化学OB会
 掲 載 日
平成22年11月30日
表 題

呑釣日誌2010秋の巻

本   文 

 11月17日(水)21:00竹芝桟橋に呑釣会秋季釣行に参加する新谷修、大内健伍、山口義之、平中勇三郎、森井国隆、中野邦昭、横道忠、小川友哉が小雨模様の中、三々五々                      集結した。                                                                             

22:00大型客船「かめりあ丸」が竹芝港出航後、食堂に参集し定例の前夜祭を開催した。N氏夫人特製のおつまみ料理とM氏差し入れの大吟醸酒がうまくマッチし23:30の消灯時間まで釣り談義に花を咲かせた。今回も手足が十分伸ばせる特二等の二段ベットを予約したので、消灯後直ちに眠りに就くことが出来た。                        

 11月18日(木) 6:00大島着、船内アナウンスにより、利島のみ条件つきで、新島、式根島
神津島は予定通り入・出航すると聞きホット一安心。早速食堂に集合し、おにぎりと味噌汁の朝食を摂った。昨夜の前夜祭で飲みすぎたのか? 食欲の無い人が2~3人いた。

 大島出航後、波も比較的穏やかで船酔いもせず、9:05予定どうり式根島に到着した。常宿の下田屋の女将さんの出迎えを受け、2台の車に分乗し宿へ直行。宿での部屋割り、別送荷物の整理後、釣り着に着替え磯組(大内、中野、小川)と桟橋組(新谷、山口、森井、平中、横道)に別れ、北東の強い風が吹く中11:00頃から磯組は孫市磯で、桟橋組は式根港で竿を出した。
17:00、町営温泉の憩いの家へ行き入浴、心身共に癒され爽快な気分に。宿に戻り早目の夕食、今回もイサキとスマ鰹の刺身、メジナの塩焼き、タカベの煮魚等新鮮な海鮮料理に酒も進んだ。

 11月19日(金) 晴れ時々曇りで北東の風強く釣りには不向きの天候となった。
式根港はウネリが大きくまともに波を受け、桟橋への入場禁止となったので、桟橋組は野伏港で磯組は孫市磯で竿を出すこととした。ところが桟橋組が野伏港に行くと強風で竿が出せないので、午前中は釣りを断念し午後、風が弱くなってから竿を出すことにした。昨夜と同様に温泉で汗を流し、夕食。今夜もメジマグロと鰹の刺身、イサキのタタキ、真鯛の塩焼き、鰤の照焼き等の魚料理に大満足。

 11月20日(土)昨日と同様の空模様で釣りには不向きの天候となった。
式根港桟橋へは昨日に続けて入場禁止、野伏港は北東の強風が吹き荒れ、釣りにならないので桟橋組は午前中待機し、午後から野伏港で風の影響が少ない場所で竿を出した。磯組は早朝から孫市磯で竿を出したが、午後から波が大きくなり隣の磯からの裏波の飛沫をまともに浴びるようになったので15:00頃納竿した。桟橋組も釣果が芳しくなかったので16:00納竿した。
昨夜と同じく温泉に行き、心身の疲れを癒し、最終日の夕食及び夕食後の呑呑会に備えた。
今夕食にもメダイ、ワラサ、アオリ烏賊の刺身、メダイのアラ煮、アオムロの煮魚、更には雌雄一対のトコブシの焼き料理(後述参照)の珍味に舌鼓をうった。夕食時、今回の釣行の表彰を行い、S会長から賞品がそれぞれ手渡された。
 ・大漁賞(O氏:良形メジナ&スマ鰹) ・大物賞(M氏:良形メジナ) ・敢闘賞(N氏:メジナ)
 ・殊勲賞(H氏:目標魚25cm級カワハギ達成)

 11月21日(日)天候は回復し野伏港では大勢の釣り人が竿を出していた。船が入港する迄、釣り見物をしていたY氏、大物が立て続きに釣れるのを見てもう1泊しようと言い出したが、予定どうり

 11:20発の大型客船で大島に渡り、大島から高速ジェット船で久里浜に行きJRで無事横浜
に帰着した。今回は波浪と強風に好かれた男がいたせいか、天候に恵まれなかった。次回は天候に恵まれるよう願いつつ散会した。
                                                                  
*今回の釣果及びエピソード
 ・釣り果 メジナ(25~37㎝級)46匹  良形カワハギ 2匹  特大カワハギ 1匹
  スマ鰹 1匹  良形ブダイ 3匹  その他外道(イズスミ、他多数)
  釣行前に私は○○㎝級の魚を釣り上げると、全員が目標魚を自己申告していたが達成し
  たのは、釣りビギナーのH氏のみ・・・脱帽!。
 ・フカセ釣り名人の老釣り師Y氏は天候に恵まれなかったため、自慢の技が発揮出来ずに
  釣果はイマイチだったが、夜の部では主役を務めた。特に女将さんに見せたくて習得した
  マジック「赤いハンカチ」は往年の名演技に劣らず拍手喝采を受けた。      
 ・釣行の楽しみの一つが民宿下田屋の夕食である。新鮮な魚料理に出てくる魚類は旦那さん
  が釣り上げたものを、料理名人の女将さんが調理したものである。今年春の釣行時、S会長
  は皆より一日早く帰ったため、絶品のサザエの壷焼きを食することが出来なかった。
  Y氏から送られてきたメール写真が未だに脳裏から離れないと、女将さんに切実と訴えた。
  すると翌夕食に雌雄一対のトコブシの焼き料理が出てきた。「旨かったなー 特に雌の方が
  」とは、流石、S会長、口で釣る技術をマスターしつつある。

    “釣れなくとも旨い酒・釣れれば其れを肴に更に旨い酒・呑釣良き哉”
                 「続く2011春の巻」                
                                


                                             以上

「カメリア丸」船上にて前夜祭
釣果1
釣果2
女将さん夫婦と 記念 影
釣果3
トコブシ

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