氏 名
大谷政照
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成22年05月25日
表 題

ご無沙汰しています(大谷政照)

本   文 


 退職して田舎(和歌山県白浜町の山奥)に戻り、国会議員私設秘書をしながら百姓の真似事をして早や12年になります。退職当事は、時間もあり百姓及び庭木の手入れに専念できたのですが、ここ数年は、秘書の仕事が忙しく百姓や家周りの仕事は少し手抜きが多くなっています。

 今年も4月中旬から5月中旬は、夏野菜苗の移植、田植えと百姓の仕事で慌しい1ヶ月間でした。田植えも終わり8月末の収穫時期までは、早朝に田圃を見回り、水の管理は続きますがホッと一息といったところです。私の作る野菜は無農薬。お米は減農薬で健康食です。

 田畑が山裾のため、山間部特有の野菜や水田を鹿や猪から護る為、電気柵や進入防止柵を設置する余分な仕事が残っています。

 でもこんな珍事にも出会います。4月に田植えの準備で山裾の草刈をしていた時、鹿進入防止用のネットに鹿が引っかかり大暴れの末、立派な角を落としているのを見つけました。

 一方、秘書の仕事の関係では、地元での活動は当然ですが、最近は関東や関西の企業家が、6年前に世界文化遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」と近畿大学で完全養殖に成功したクロマグロの見学をセットで訪れることが多く、コースの企画や同行して熊野古道や熊野三山の古の雰囲気を満喫しています。

 熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉神社、熊野那智大社)を詣でる参詣道の熊野古道は、「神の坐す国」熊野三山への道として、奈良時代以来、1千年以上にもわたって天皇をはじ各時代の人々がたどった「祈りの道」で後白河上皇は33回も熊野詣を行っています。

 神仏の宿る聖域をたどる熊野古道や熊野三山に足を踏み入れると結構癒されていますよ。

是非、皆様も熊野古道や熊野三山に足をお運び下さい。お待ちしています。

以上         

熊野那智大社
鹿の落し物
水田と自宅

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