氏 名
杉山 健一
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成21年9月01日
表 題

ごぶさたしています

本   文 


 ご無沙汰しております。杉山健一です。

 平成18年春に退職して後、実家(御殿場)の家の改装・整理、国内外旅行、図書館通いなど自由な時間を楽しんで いました。

 そんな時、研究室の先輩で当時東京大学総長であった小宮山宏さんから基金活動(=寄附集め)を手伝うよう間接的に勧められ、採用面接を受け平成19年夏から”創立130周年寄附キャンペーン”に参画することになりました。

 はじめは週3-4日で時間の縛りを少なくするために時給契約を結びましたが、いつの間にかのめりこんでしまい、今や週5日 のフルタイムで働いています。正直、片道100分の通勤は結構にしんどいものがあります。

 平成20年3月、130周年記念キャンペーンは目標の130億円を達成しクローズしました。 しかし東大基金は新たな目標 Todai2000(=2020年までに2,000億円へ)をもって恒常的な寄附募集活動をすることになり、新たなフェーズでの基金活動を行っています。

 今回は ”なぜ寄附を集めるのか?”は横に置き、私の渉外活動=基金活動の一端を紹介したい。

 総長直轄の組織「渉外本部」が活動母体であり、約20名の専属スタッフがおり、私は本部長を務めています。

 構成は外部からの特任専門員(民間企業での業務経験者)と大学職員がそれぞれ50%です。

 同窓会組織の名簿リストや法人企業のホームページなど公表されているまた利用可能な媒体を通して東大卒業生のお名前、所属団体、タイトルなどを調査し、ご本人との面談・アポイントメントをとり、大学の現状と今後の方向をお話した上でご寄附を お願いするというプロセスを実践しています。

 また法人企業・団体の皆さまには本校の研究テーマ・内容を紹介し、支援をお願いしています。

 寄附環境としてはこのところの経済環境の下では法人も個人も、大変厳しい状況にあります。 しかしこういう時こそ、私たちの基金活動(エンダウメント)は粘り強く、たゆまず続けなければいけないと思っています。

 個人としては、今までとは全く異なる分野の方々との新たな出会いを大いに楽しみつつ、ハードな時間を持っております。

                                               以上

筆者近影

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