氏 名

日高 明子

 所 属
東燃関東地区OB会
 掲 載 日
平成21年 6月 8日
表 題

 私のボランティア活動

本   文 


 動物園のボランティアを始めて11年になります。活動内容は、来園者への簡単なサービスガイドです。約半年の研修中に言葉使い、礼儀作法の講習会も受けます。今更受講してもね、そんな声もありますが。私達の時の講師は、NHKの女性アナウンサーでした。話の内容は忘れてしまいましたが、期待どおり爽やかにお話しをして下さった事を覚えています。

 私がボランティア活動をしている多摩動物公園は、東京の西部、日野市の丘陵地帯にあります。園内は、東京ドームの約11倍の広さです。コナラ、クヌギの雑木林が園内の約6割を占めています。その中を縫って園路があり、その園路沿いに放飼場が点在しています。動物を観察しながら、ハイキングが楽しめます。その日の活動内容によって違いますが、起伏の多い園路をかなりの道程、歩く事になります。良い運動になります。

 近年、若いカップルの来園者を見掛ける様になりました。流行に縁遠い私ですが、個性豊かなファッションを楽しませてくれます。ハイヒールでこられる方もいます。無事を願って見守っています。

 入口で迷子札を配るのもボランティアの仕事です。迷子札に子供の氏名を記入して子供に持たせます。中には、父親や母親にも迷子札を付ける様にせがむ子供がいます。微笑ましい光景です。

 私は、動物の知識や詳しい情報を持ち合わせていませんので、子供達といっしょに、自分も楽しみながら動物を観察しています。ガイド失格ですね。一日の活動が終わると、入園者数が気になります。5,000人を越えるとやはり嬉しいです。

 一週間に一回、ボランティア仲間に会う事が一番の楽しみです。長年培った経験、新しい知識、思いやり、妥協の心を仲間達から学びながら、まもなく迎えます後期高齢に役立てばと思っております。

                                           以上

多摩動物公園入口
中央奥に案内所のテントが見えます
ボランティア仲間と一緒に「いらっしゃいませ」(右端が私)
深緑の中に点在する放飼場

ゾウの放飼場前で、幼稚園児に説明する私。「この紙はゾウさんの糞から作りました」

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