薮根 正巳
 所 属
東燃化学OB会
 掲 載 日
平成20年10月10日

 私が翻訳した歴史小説『王妃ラクシュミー』が出版されました

本   文 

 
 私の友人の歴史家が書いたインドの女性英雄、ジャンシー国のラクシュミー王妃の生涯を描いた歴史小説が9月末に出版されました。

 この主人公はインドでは広く知られ、尊敬されている女性です。19世紀の中頃インドの小国を治めて国民に慕われる一方、当時の英国の圧制に抗して立ち上がり、有名な”セポイの反乱”の一翼を担って英軍団を悩ました”インドのジャンヌ・ダルク”と言われるヒロインを、史実に基づいて小説風に纏めたものです。

 従って、登場人物の多くが実在した人々です。 この女性についての本が日本で刊行されるのは、恐らく初めてではないかと思われます。

 著者はアメリカ人女性で、ハーバード大学でライシャワー教授の下で日本史とインド史を専攻し、コロラド大学で歴史学教授をしていました。日本の大隈重信、インドのチャンドラ・ボースなどについても著作のある親日家です。 日本とインドの友好推進にも努力をしている方です。

 ご承知の様に、インドは今後政治的にも経済的にも世界で大きな役割を果たすことになります。今後の日本も良き友人として相互理解を進めることが望まれます。 この本が少しでもその一助になればと、著者と協力して出版に至りました。 皆さんが関心を持っていただければ幸いです。

 本の詳しい内容については、ウエブサイト:「王妃ラクシュミー、大英帝国と戦ったインドのジャンヌ・ダルク」をご覧下さい。

 お読みになった方は、読後感などお寄せ頂ければ幸せです。 よろしくお願いします。

                                       以上