氏 名
大橋 益男
 所 属
東燃関東地区OB会
 掲 載 日
平成20年9月22日
表 題

名嘉地千鶴子さんの「愛の作品展」見学記

本   文 

 

 9月15日の敬老の日に、千葉県茂原市にある市立美術館・郷土資料館を訪ねた。同市に居住するOB会のメンバーで、彫刻家でもある名嘉地千鶴子さんの「愛の作品展」(9月6日~10月19日まで開催)と題する展覧会を見学するためである。

 今回の見学行には、同市に住むOBの酒巻さん、小松さんにもご同行頂いた。酒巻さんは、東燃OB会に所属。小松さんは、62年に東燃に入社されたエンジニアだが、早くに退職されたため、OB会には所属していない。

 幼くして絵画を学んだことが、名嘉地さんを美術に目覚めさせることになったとは、ご本人の弁である。48年、東燃入社後に彫刻の道に転じ、54年に日彫展、59年に日展に初入選以来、多くの展覧会に作品を出品し数々の賞を受賞し、彫刻家として確固たる地位を築いた。80年の東燃定年退職後、既に30年近く経つが、未だ現役で創作活動、海外への取材活動を続けている。また、その作品は、地元茂原市に限らず全国各地の施設に展示、設置されている。

 今回の展覧会には、初期の頃から現在までの全作品100点余が展示されていた。門外漢の小生には、それらの作品の評価を語るべきものを持ち合わせていない。そこで、案内パンフレットにあった茂原市の美術学芸員、舛田氏の「彼女の作品にはいつも“詩”がある。彼女を“彫刻の詩人”と呼んでも良いのではなかろうか」という文章に共感を覚えたので、ここに紹介しておきたい。“彫刻の詩人”名嘉地さんの旅はまだまだ続くのである。

                                            以上

会場風景
談笑する酒巻、
小松、名嘉地さん(左より)

当日見学に訪れた日展の
 
先輩立川義彦氏(右)と後輩               山田朝彦氏(左)と名嘉地さん

パリの展覧会で「ワインと芸術
文化の“華”賞」を受賞した作品
「花衣」
会場の前庭に常設されている
作品「蒼」
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