氏 名
三橋 禮仁
 所 属
東燃関東地区OB会
 掲 載 日
平成20年10月10日
表 題

 砂浜冷や飯会

本   文 


 昭和29年入社の和歌山工場砂浜寮に入寮した者の集まりで、毎年10月開催が恒例となっています。

 今年も10月1日湯河原の城山ホテル別館に11名が参集して、近況や昔話に時の経つのを忘れました。
 「砂浜冷飯会」の会名は入寮当時は、食料管理法に縛られ米穀の売買は配給が原則でしたので、量に制限がありました、どんぶりに定量で盛り付けられた飯を、配膳棚から各人取り出して食べるのですが、残業などで遅くなると当然冷飯です、食い物の恨みとまでは云えませんが、同じ釜の飯にも種々有るといゆう事でしょうか、会の発足は高度経済成長期でしたので、隔世の感があり、入社当時の思い出としての命名でしょう、今、食管法を検索してみますと、2合4勺/日/人です、若い食べ盛りにはやや不足感が有ります。
 加えて、一般家庭では既に闇米が流通しおり、量の制限は無くなっていました、その落差が社会の厳しさとして身に滲み、命名の由来となったのでしょう。

 
孫達も成長しておじいちゃん達は相手にしてもらえなくなったとぼやきながら、来年を約して散会しました。

                                               以 上

平成二十年砂浜冷や飯会
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