氏 名
石田 正志
 所 属
東燃関東地区OB会
 掲 載 日
平成20年8月23日
表 題

日本一の水かけ祭り――富岡八幡宮連合渡御

本   文 


    深川の富岡八幡宮の例大祭の最大の呼び物、氏子町内の神輿56台が勢ぞろいする連合渡御(れんごうとぎょ)が8月17日(日)に行われた。富岡八幡宮の例祭は赤坂の日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭とともに「江戸三大祭」の一つに数えられている。連合渡御は3年目毎の本祭りに行われ、深川並びに箱崎・新川地区の約8Kmの順回路を神輿行列が一日かけて勇壮に練り歩き、水かけ祭りとしても有名である。

 前日までの猛暑が嘘のように肌寒い曇り空のもと、深川育ちでお祭り大好き人間である小生は、「平野二丁目」の神輿を担ぎ、寒さに震えながらも、祭りの楽しさを堪能した。

 深川に材木商が集中し「木場」と呼ばれていた昭和30年から50年ころには、旦那衆、若い衆も多く、神輿の威勢がよかったものだが、製材業が「新木場」に集団移転してからは担ぎ手もやや高齢化してきた。しかしながら、今回、町会の神輿に参加して気がついたのは、若手の男女の担ぎ手が大幅に増えたことである。ご他聞にもれず、わが町内でも都心に近いことから、高層マンションの開発が急ピッチである。そこに入居した新世帯が新たな担ぎ手として登場してきたのである。

 深川の神輿の掛け声「わっしょい!」は「和、背負い!」を意味し、この良き伝統がこれらの若いニュー・ファミリーに、脈々と受け継がれているようで安心した。
 

1.連合渡御駒番
2.神酒所前で孫と
3.平野二神輿
5.水しぶきをかぶる神輿
4.神輿を担ぐ小生
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