平和の礎

　平和の礎（いしじ）は、沖縄の歴史と風土の中で培われた「平和の心」を広く内外に述べ伝え、世界の恒久平和を願い、国籍や軍人、非軍人の区別なく沖縄戦などで亡くなられた全ての人々の氏名を刻んだ記念碑である。

　但し、沖縄出身者については沖縄戦が、昭和６（１９３１）年の満州事変に始まる１５年戦争の終結であることから、昭和２０（１９４５）年９月までの間、県内外において戦争が原因で亡くなられた方々をはじめ、原爆、疎開、空襲や徴用船、引揚げ船の遭難等の場合も刻銘の対象となっている。

　１９９７年６月現在、日本（沖縄県１４７，９５９名、県外７４，４０７名）、外国（アメリカ１４，００５名、イギリス８２名、台湾２８名、朝鮮民主主義人民共和国８２名、大韓民国９７名）合計２３６，６６０名の方々が刻銘されている。私の知り合いの奥さんのお父さん（鹿児島出身）も、ここに刻銘されている。今も刻銘される方々が増加している。
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