氏 名
加藤 浩二
 所 属
東燃関東地区OB会
 掲 載 日
平成20年2月01日
表 題
カタツムリの殻
本   文 


 カタツムリは日本には約800種類いて、移動性が低いため、孤島や山での変異種や亜種も多く、軟体動物綱腹足目に属する陸産巻貝です。コレクションの中で変わったものは、殻本体の縫合線から飛出した殻口を補強するために、筋交いの入った「エントツアツブタマイマイ」や殻に毛の生えた「クロイワオオケマイマイ」、煙管に似た形状の「キセルマイマイ」等があります。

 所有している中で美しいのは「パプアミドリマイマイ」、「チチカケマイマイ」、「レモンマイマイ」等です。

 世界最大のマイマイは1976年、アフリカ・シエラレオネで捕らえられた、鼻先から尾までが39.3cm、重さ900gの「アフリカマイマイ」と言われておりますが、こいつ等は雑食性で、戦争中沖縄で戦死した兵隊さんの亡骸にびっしりとたかっていたと言うおぞましい貝です。一説には、ボルネオの奥地に直径50cmの殻を持つカタツムリがいて、生息地は或る村の秘密で、村長しか知らないという話もあります。

 食用ではエスカルゴが有名ですが、日本でも直径7cmほどの日本最大の、徳島産の「アワマイマイ」は或る村落では昔から食されているとのことです。

 写真で殻が光っているカタツムリは「ランプモドキジャイアントマイマイ」と言い、夜行性で家人が寝静まると自ら発光して夜な夜な家中を這いずり回り、台所のゴミを漁っています。

 余談ですが、姉はいわゆる「虫屋」と結婚し、義兄となった人は蝶々や甲虫を集めていて、中でもカタツムリを捕食するオサムシ科の「マイマイカブリ」を愛している野蛮な種族です。同種族には北杜夫や養老孟司がいます。

  

コレクション1

コレクション2

コレクション3

カタツムリを捕食中の
マイマイカブリ

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