氏 名
北村 公彦
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成19年12月15日
表 題

奄美大島・加計呂麻島

本   文 


  11月下旬、手付かずの自然が残る亜熱帯の奄美大島・加計呂麻島を旅した。

A)奄美大島

 1)大浜海浜公園・・・奄美市名瀬小宿にあるサンセットで有名なビーチ。

 2)奄美パーク・・・奄美市笠利町節田に奄美諸島の歴史と文化を展示する「奄美の郷」と

  奄美の自然を画いた画家「田中一村美術館」がある。

 3)マングローブパーク・・・奄美市住用町にマングローブ館・マングローブ原生林がある。

   住用川・役勝川の交わる所でカヌー体験が出来る。此処はオヒルギ・メヒルギの群生地

   である。

B)加計呂麻島

 1)安脚場戦跡公園・・・海抜百mの高台に旧海軍の監視所があった。しかし、此処の砲台

   からは一発の砲弾も発せられることも無く終戦となる。

 2)諸鈍のデイゴ並木・・・昔、琉球使節が来る時に入り江に入りやすくするための目印と

   して植えられた。5〜6月に赤い花が咲く。男はつらいよのタイトル、第48作(最終作品)

   「寅次郎紅の花」にも使用され、此処とスリ浜がロケ地となった。このロケは奄美に住む

   寅さん熱狂ファンの誘致により実現したものである。

 3)呑の浦・・・島尾敏雄文学碑がある。島尾は特攻隊、第18震洋隊指揮官として基地を

   設営、出撃(死)を待った。この時の極限体験は「出発は遂に訪れず」の中に詳述されて

   おり彼の作品の基盤ともなった。

C)その他・・・全島何処でも目にすることが出来る植物・花には次のものがある。

  アダン(海岸の防風潮林として必ずある)、ヒカゲヘゴ、ガジュマル、デイゴ、トックリヤシ、

  アレカヤシ、ビョウタコノキ、パパイア、タンカン、タチュラ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、

  ポインセチアなど。

                                               以上


アダン
デイゴ
デイゴ並木の案内板
マングローブ原生林の中でのカヌー体験
加計呂麻島最大のガジュマル
震洋艇
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