氏 名
石田 正志
 所 属
関東地区OB会
 掲 載 日
平成19年1月15日
表 題
 佐賀の古社で神主として活躍される中村良信さん
本   文 


 この程、大学時代の親友三人で佐賀県の嬉野温泉に一泊、旧交を温めあう機会があった。その帰路、佐賀市内の與賀(よか)神社で神主さんとして活躍されている元総研研究者の中村良信さんを訪ね、近況をお尋ねした。

 中村さん御夫妻はともに佐賀のご出身で、奥様の実家が佐賀市の県庁脇に鎮座する由緒ある古社、與賀神社の宮司の家系。中村さんは、総研を早期退職後、國學院大學の神職養成講習会を受講して神主の資格を取得、4年前に故郷に戻り、現在、禰宜として活躍されている。

 「與賀神社は1400年の歴史を持つ、佐賀市内でもっとも由緒ある神社のひとつです。境内には重要文化財や天然記念物に指定されている大楠などがありその維持管理が大変です。また祭典等の行事が年間を通してあり、結構忙がしいですよ」

 「第3の職場として、神職は大変気に入っています。氏子は旧佐賀市内の南部・北部・西部方面に7千戸ですが、昔と違い街中にはいろいろなイベントが溢れ、また神社への信仰心や依りどころが変化してきて神社の運営は大変です」

 案内された神社入口の鳥居、石橋、楼門はいずれも国重要文化財に指定されており、境内には樹齢1400年を超える大楠など5本の楠が天に向かって枝葉を広げている。広い境内の清掃、社の維持管理だけでも大変そうだ。

 「先日の総研のOB会には是非出席したかったのですが、おくんち(例祭)と重なり残念ながら欠席。来年は是非出席しますよ。皆さん、佐賀にきたら是非立ち寄ってください」とのことです。

神主装束の中村さん
 重要文化財の石橋と楼門
御社殿
天然記念物の大楠
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