氏 名
配野 睦夫
 所 属
KSS OB会
 掲 載 日
平成19年 4月15日
表 題
鉱物(石)収集旅行記
本   文 


 鉱物収集という物珍しい趣味の分野ですが、その分野は奥深く一度足を踏み入れると至福の時間が過ごせることから静かなブームとなっています。

 私は鉱物同志会(会員400名)に所属し、国内に飽き足らず、今回仲間といっしょに、日本にないめずらしくて素晴らしい鉱物を求め、北米ツーソンで行われたミネラルショー(鉱物、化石、隕石、ジエムの販売)にいってきました。

 鉱物販売店はひとつの町の全ホテルを利用し、45の会場(1会場約70店)を設け、それでも足りず野外でも店を開いている程超盛大な催しです。

 成田―ヒューストン間の機内で、席替えをしてもらった韓国青年に、1週間後に北米からの帰国の機内で偶然にも再び再会し、感動してラプスーラズリ(青金石:群青色の石)をプレゼントしてしまった。

 入国カードのホテル名の誤記入だけで入国検査で引っかかり、別室で取り調べの再審査を受けやっと通過した。

 仲間の一人はパソコン持参だったがこれがプラスチック爆弾と疑われ別室での再審査を受けるハメになりテロには相当神経質になっているのが分かる。

 ビスビーの鉱山見学後、古い町を散策した際、鞄を置き忘れてしまった。中に旅券と出国カードが入っている。大変だ!帰れない。日本総領事館等に電話をしつつ、どうも昼食時のピザ屋らしいことを、突き止め引き返す事にした。ビスビーに着くや店に飛び込むと、店長が私の顔を見るなり鞄を出してくれた。私は思わず「あった!たすかった。ありがとう」と叫んでいた。

 これで約半日が潰れ、鉱石の買い物時間が減ってしまった。

 それでも帰りの機内持ち込み用リュクが石で5ポンドオーバーし、25$とられてしまった。最も欲しかった水晶(日本式双晶)を最後に手に入れることができたから、まあ!いいか。色々のトラブルがありましたが物珍しい鉱石が手に入り、また行きたくなる鉱石収集旅行でした。  

                                                以上

ウバロバイト
バナジン鉛鉱
水晶(日本式双晶)

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