氏 名
杉山 博行
 所 属
東燃総研OB会 
 掲 載 日
平成19年 3月 8日
表 題
 山古志「新春お楽しみ会」に行ってきました。
本   文 

 日高市と入間市の有志で構成する山古志支援会議のメンバーの一員として、あの地震で今も避難生活をしている、山古志の人達の所へ行ってきました。

 2月4日(日)朝5時半日高市出発。昨年は山古志には入れなかったんですが、今年は大丈夫と言うことで一路山古志へ(現在は合併して長岡市)。

 山道を登っていくと雪が少ないため地震で崩れた山肌が、そのままズバット残っている。「こりゃーすごい、ひどいもんだ」イヤーそのときの恐怖はただものではなかっただろうと思う。それがまだあちこちに素肌を見せているのだ。凄かったんですね!。まだ家に戻れずに仮設住宅で避難生活をしている人達は大勢います。

 山古志を後にして長岡に向かう途中、あの時報道された奥さんと子供たちが車に乗って通行中、山崩れに遭い小さな子供だけ奇跡的に救助されたあの現場近くを通りました。まだ完全には復旧していませんでした。そんな未だになまなましい現場を後に、仮設の集会所に向かいました。

 長岡市内はまったくといってよいほど雪はありません。昼前に着き、集会所で会場の準備に。今回は落語・踊り(民謡)・唄(4人のグループ)・そして私の落語というだしもの。私のだしものは「親子酒」。終わってこちらから持っていった地元造り酒屋大吟醸の酒粕で作った甘酒で世間話会。そこでおばさんに「酒も飲まずよくあそこまでやるねー」って感心されました。

 話の中で「雪が少ないのは楽で有難いけど、ひょっとしてこの後、なんかとてつもないことがまた起きるんじゃーないかな。それが怖い」って話していたおばさんの言葉が印象的でした。

 すべて片付けて5時前に出発。帰路日高へ車を走らせる。途中のスキー場ナイターゲレンデに明かりはついているが、スキーヤーの姿が見えない。昨年はものすごく大勢滑っていたのが見えたのに車の中から見てほんとに数えることができるくらい。

 帰路は4時間半かかりましたが、とにもかくにもこうして今年の山古志励ましイベントも無事終了しました。

 イベントの内容は「山古志災害ボランティアセンター」のホームページの「第3回新春お楽しみ会」で見ることができます。

以上

落語「親子酒」(枯葉亭山水)     

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