昭和29年(1954)春入社。和歌山工場製油部技術管理課試験係に我々5名は配属された。
当時は石油業界も産業興隆期に向けて、新入社員の一日も早い戦力化をと、学校卒業1〜2ヶ月前に教育指導されたものである。
約3年間、同係で曲がりなりにも一人前になって、以降、和歌山工場から全員巣立ち、最終的には本社、総研、清工及び石油化学で定年を迎えた。
この度、古希を過ぎ、元気な今の内にと、当時教育指導をしていただいた先輩、植田氏にも同席を頂き、東京上野にて50余年振りで一同再会した。
当時の面影は半世紀の年月で変われども、“三つ子の魂百までも”の気風は相変わらず、当時を倍加する元気さで、それぞれの生活振りの紹介、懐旧談に耽った。これを機に、できれば継続させようと約し散会した。
以上
|