頬をかすめてゆく薫風が心地よいこの季節、新緑の輝きに溶け込んで若やいだ自分を取り戻す一瞬があります。
昭和４６年「東燃関東地区ＯＢ会」として産声を上げた東燃本社ＯＢ会は、５月１１日（月）に４５回目の記念すべき総会・懇親会を、ホテルグランドヒル市ヶ谷に於いて開催しました。
総会・懇親会は石田副会長の司会でスタートし、冒頭、１年間の逝去者１１名の御霊に対し黙とうを捧げました。
続いて杉山会長からジェロントロジー（gerontology＝老人学）に依拠した「男（老人）は外に出て多くの人たちと接触することで活力を養うべし」との示唆に富んだ挨拶がありました。また、来賓の東燃ゼネラル石油㈱小野田常務からは「３年前新生東燃ゼネラル石油としてスタートした時に仕込んだものが、石油本業及び新分野でも萌芽しつつある」との力強いご挨拶をいただきました。
総会議題では、定例の活動報告、会計・監査報告が原案通り承認された他、役員補選で村山祐二、山畑孝さんの選任が承認されました。
総会の最後に米寿５名のうちご出席２名の方に、喜寿１７名のうちご出席１１名の方にお祝い品を贈呈して終了しました。
懇親会は、この日はるばる四国は松山から駆けつけ、喜寿のお祝いを受けられた吉岡一誠さんの乾杯の音頭で始まりました。吉岡さんは「乾杯！」のご発声の前に、日ごろ鍛えた喉で謡曲「高砂」の一節を吟じられ、これに対して会場からは多くの拍手が寄せられました。
この乾杯の音頭によって、会場は総会モードから懇親会モードに見事に一変し、和やかな雰囲気の中で、“ジェロントロジーの教えの実践者達”が会場のあちこちで仲間の輪を作り、歓談は絶えることなく定刻まで続いたのでした。
定刻１４時過ぎに中沢幹事の音頭で中締め。お開きの後、ご出席の皆さんには「４５周年記念」のお土産をお持ち帰りいただき、総会・懇親会は恙なく終了しました。
最後に、難聴ゆえに出席をご遠慮されている今年８月に１０４歳になられる最長老高橋君さんからは、いつもご丁寧なお便りをいただきます。その中に“自分自身であきれるくらいの長生き”という一節がありました。高橋さんにあやかって、“自からあきれるくらいの長寿”を合言葉に、来年もまたお会いしましょう。
来年は５月１３日（金）に開催する予定です。皆様、ご予定ください。
以上
